小麦全粒粉と天然塩はベストマッチ

岩塩塩の取りすぎがよくないのはよく言われることですが、それは精製塩、つまり、ミネラルのない塩化ナトリウムです。本来塩は人の体に必要なもので天然塩は特に大切です。(もちろんお医者様に禁じられている方はお医者様にご相談くださいね)

天然塩の種類

天然塩にもいろんなものがあります。大きく分けると海塩、湖塩、岩塩ぐらいでしょうか。それぞれの中にも産地によって様々な味があり、栄養成分も違っています。成分の違いは色にも現れていて、よく市販されているヒマラヤソルトのピンクをはじめ、白、青、黒と様々です。

塩の効果と影響

塩の大切さは栄養学で言うところの栄養成分だけで測ることはできず、体の活力、浸透圧、血圧にまで影響しています。ある学者さんによると、自然塩は陽のエネルギーを持っていて、薬害や放射能被爆のような陰のエネルギーを取り込んだ体にはよい影響をもたらすのだそうです。塩は砂糖等に比べると摂取量は決して多くありませんが、少量で大きな影響を与えるものだと言えます。成分の影響力も大きければ味に及ぼす影響も大きいです。実際、パンを作る時にちょっと配合を変えると味も大きく変わってしまいます。そのような塩ですから、どんな塩をどれほど使うかというのはパン作りにはとても大切な要素になります。特に小麦全粒粉にはパンの味としても天然塩がよく合うようです。

当店使用の自然塩

当店では主に、「五島灘の塩」「カマルグの塩」「ゲランドの塩」とを使用しています。ゲランドの塩はフランス、ブルターニュ半島南部の塩です。太陽と風の力だけでゆっくりと結晶になっています。カマルグの塩は南フランス、プロヴァンス地方にある広大な湿原地帯カマルグの塩田で、太陽と風で地中海の水から作られた塩です。
五島灘の塩は長崎県西端の五島灘に面した崎戸町の透き通るような海水が原料の塩です。