通販のパンをチルドでお届けしている理由

当店では通販の際にパンをチルドでお届けしています。

通常、パンは5度前後の温度帯は最も老化しやすいと言われていますので、常温で届ける場合が多いと思うのですが、当店の場合はちょっと状況が違います。

無添加生地のため、衛生面を考えてというのもありますが、当店のパンの場合は常温よりもチルドのほうが老化がより遅く、鮮度が保てるのです。
それは当店で使用している白神こだま酵母の特性も関係していますし、長時間低温発酵も関係あるかもしれません。
もともと白神こだま酵母というのは生地の老化を遅くする特性があります。
無添加生地を実現するにはこの酵母である必要性もありました。
また、生地は時間をかけて発酵させるほど老化も遅くなります。

いっそのこと冷凍がいいのではないかという声も聞こえてきそうです。
その通りですヾ(´ー`)ノ

そして、当店でも店から自宅に何度か届けたりして冷凍便を試したのです。
そして、以下の点で冷凍はあまりよろしくないということになりました。

1.宅配業者での冷凍便は冷凍焼けを起こしやすい。

これは宅配している間に頻繁に冷凍庫のドアを開けなければならないせいではないかと考えました。

2.配送コストが高い。

3.配送に余分な日数を要する。

冷凍便は宅配業者に渡す前に、予め冷凍しておかなければならないという制約がありました。
輸送中に凍り切ることができない場合があった際に冷凍で届かないことがあるためトラブルのもとになる・・・ということのようです。
そうするとその日のうちにできたものを冷凍してから宅配業者に渡すには無理があり、翌日になってしまうということになります。
(たくさんあった時に当店の冷凍庫がパンクしてしまうという事情も(笑))。

4.チルドも冷凍もほとんど変わらない。

店舗内で試したところ、配送の間ぐらいの時間では冷凍もチルドも違いはほとんどないようです。
(長くなれば変わるので、ご家庭に届いた後、保存の際には冷凍庫のほうがお勧めです。)

てなことで、いろいろ研究&試行錯誤した結果、現在のところはチルドでお届けということになっていますヾ(´ー`)ノ

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