美味しいパンを作るコツ

美味しいパンを作るコツなんぞをちょっとばかしお話してみようかなと思っています。

一般的にはもしかしたら知られていないかもしれないものを取り上げてみますね。

1.長時間低温発酵

長い時間かけて発酵させるほうが美味しいパンになりやすいです。
ちなみに当店ではオーバーナイト(夜間で発酵させる方式)で発酵させることが多いです。
特に全粒粉100%のパンは絶対です。
温度と時間の調節が難しいというのがちょっとばかしありますが、慣れてしまったらチョチョイのチョイです(*^^)/
ヴァイツェンブロートやライ麦100%のパンなんかも絶対的に長時間かけることが必要ですね。
食べ比べたらよくわかります。
美味しいパンになるというのもありますが、焼きあがった後の老化も遅くなります。

2.異なる種類の麦を配合

これは意外に知られてないです。
違う種類のものを組み合わせると味に広がりや深みが出てきます。
まあ、そもそも異なる種類の麦を混ぜて売ってることも結構あるのですけどね。
でもとりあえず混ぜてみたらいいです(笑)。

3.使用酵母

天然酵母に越したことはありませんヾ(´ー`)ノ
それぞれ異なる風味を出してくれます。
ちなみに当店では白神こだま酵母を使っています。
風味以外にも以下の理由によるものです。

(1)生地の老化が遅い

焼成によって酵母自体は生命力を失いますが、パン生地に特性を与えます。白神こだま酵母を使用したパン生地は比較的品質を長く保つことができます。当店ではパン生地には表示義務のない品質保持剤等も使用していないため、長く品質を保つにはどうしてもこの酵母を使う必要があるわけです。

(2)天然の甘みを持っている。

従来の天然酵母のパンは乳酸菌が混入することによって酸味の強いパンになりますが、白神こだま酵母は世界自然遺産「白神山地」から分離・選抜されたもので乳酸菌の混入が生じないため、酸味はなく(あえて酸味を持たせたパンもありますが)、また、たくさんのトレハロース(自然界に存在する糖分の一種)を含んでおり、天然の甘みを持ち、しっとりと焼きあがります。

4.小麦粉の品質

これはあまりにも普通過ぎて言うまでもなくというところですね。
ただ、水分を多く含ませるほうが美味しくなりやすいので、吸水率の高いものがいいと言えばいいかもしれません。
一概には言えませんが“r(^^;)

とりあえずそんなところでヾ(´ー`)ノ

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