パンが足らなくなっても焼けない理由

店頭のパンが少なくなって来た時お客様によく、今日はもうパンは焼かないんですかと聞かれます。
結論を言いますと焼けないのです\(><@)/ 天然酵母で仕込みから焼き上げまで時間がかかるというのもありますが、それ以上に、前日からの長時間低温発酵で作っているパンが多いためです。 天然酵母のパンというだけなら、白神こだま酵母は普通のイーストよりは時間がかかるものの、標準的な天然酵母より発酵が早いです。 ですが、オーバーナイトで時間をかけて発酵させているため時間がかかってしまうわけです。 店頭でパンが少なくなって来た時に、あるいは少なくなりそうな時にあわててやり始めてももう遅いのです(笑)。 長時間低温発酵にこだわる理由は、簡単に言うとおいしいパンができるからです。また、焼きあがってからの生地の老化も遅くなります。品質保持剤等を使わないで品質を保持するためには必要なのですね。 そんなわけでお客様には申し訳ないことになる場合もあります。 通販やご予約頂く場合には問題ないのですが、お客様にとっては来て見てみないとわからないというのもあると思います。いやはや~。

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